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森美術館
森美術館
〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー 53階



森美術館5周年記念展
チャロ!インディア(行こうよ!インドへ):インド美術の新時代」
― 過去最大級の規模でインド現代美術に迫る!―


会期:2008 11/22(土)〜2009 3/15(日) 展覧会は終了しました。
開館時間:10:00〜22:00 (火10:00〜17:00)*12/23(火)、12/30(火)は22時まで
いずれも入館は閉館時間の30分前まで 会期中無休
会場:森美術館 六本木ヒルズ森タワー53階

インド現代美術の新たな創造性と活力に出会う旅、インド現代美術の「今」を探ります

ブシュパラマ・N《ラクシュミー(「先住民の類型」)より》
ブシュパラマ・N (1956年生まれ、バンガロール)
《ラクシュミー(「先住民の類型」)より》
2000-04年 Cプリント、メタリック紙 61x50.8cm
Courtesy: Nature Morte,New Delhi and Bose Pacia,NewYork
Photo: Clare Arni

ヒンディー語で「行こう」を表わす言葉「チャロー」が示す通り、「チャロー!インディア(行こうよ!インドへ)」展は、インド現代美術の新たな創造性と活力に出会う旅であり、また現代インドについて考察しその未来に思いをはせる旅ともいえるでしょう。
本展は、デリー、ムンバイ、バンガロール、ヴァドーダラといった都市を拠点に活躍する27組のアーティストによる絵画、彫刻、写真、インスタレーションなど多岐にわたる作品を通して、国際的に大きな注目を集めているインド現代美術の「今」を探ります。

インド現代美術は、1947年の独立の後、欧米から移入された近代的な美術と、自国独自の文化にもとづいた表現の探求が強く見受けられましたが、徐々に、美術における性差の問題や、より政治的、社会的な批判精神を体現した現代的な作品も生まれてくるようになりました。そして、90年代以降は、急激な経済発展とグローバル化、さらには都市化や変容するライフスタイルを反映した新しいタイプの作品が登場し、美術市場の拡大もあいまって、非常に活発で多様なアートシーンが展開されています。

本展では、身近な日常生活から様々な題材をとり、「生」を舞台化するかのように、自分たちの住む社会の現実や時代を問おうとする方向性に光をあてます。「プロローグ:さまざまな旅へ」、「創造と破壊:都市の風景」、「反射:両極の間で」、「豊穣なカオス」、「エピローグ:個と集団/記憶と未来」と題した5つのセクションを通り抜けることで、人々は作品の多様性を体感するとともに、その背景に浮き彫りにされるインド現代社会の抱えるさまざまな矛盾や問題、また彼らの抱く夢や希望を垣間見ることでしょう。

日本で開催されるインド現代美術展のなかで過去最大級の規模となる本展は、これまであまり知られていなかったインドの前衛的な芸術表現に触れるまたとない機会となります。悠久の歴史や神々と信仰、歌って踊るポリウッド映画、目覚めた経済大国といった言葉だけでは語り尽くせないインドの今 - その実像と新たな魅力、エネルギーに迫るべく、「チャロー!インディア」。


「チャロー!インディア:インド美術の新時代」展―その中から4作品を紹介します。

・画像をクリックすると大きな画像で、ご覧いただけます。

アトゥール・ドディヤ《チャルー(サブタバディ:結婚の光景「それでも」より)》

アトゥール・ドディヤ (1959年生まれ、ムンバイ)
《チャルー(サブタバディ:結婚の光景「それでも」より)》
2004-06年 エナメルプリント、合成ニス、ラミネート c. 183x123cm
Courtesy: Vadehra Art Gallery, New Delhi


アナント・ジョシ《中心、そしてその他大勢》

アナント・ジョシ (1969年生まれ、ムンバイ)
《中心、そしてその他大勢》

2007年 マルチメディア・インスタレーション
Courtesy: Chemould Prescott Road, Mumbai


グラームモハンマド・シェイク《カヴァード:旅する聖堂(家)》

グラームモハンマド・シェイク (1937年生まれ、ヴァドーダラ)
《カヴァード:旅する聖堂(家)》

2008年 木、アクリル、油彩、グワッシュ、ラミネート、真鍮、デジタルプリント、照明
サイズ可変
展示風景: マハラジャ・サヤジラオ(MS)大学美術学部展示ホール、ヴァドーダラ


トゥクラール&タグラ《ファントム\-B》

トゥクラール&タグラ (1976/1979年生まれ、デリー)
《ファントム\-B》
2007年 カンヴァスに油彩、アクリル 182x367cm
Courtesy: Nature Morte, New Delhi


パブリックプログラム
セッション
「21世紀のインド、変容の過程で」 *日英・手話同時通訳付
1990以降、急激な経済発展とグローバル化を迎えたインド。IT関連などの産業の成長とともに、都市も大きくその姿を変えつつあります。本セッションでは、リサーチデータやネットワークを駆使して現代社会に鋭い視線を投げかけるラクス・メディア・コレクティヴを迎えて、変容するインドの現在と来るべき未来について語り合います。

出演:ラクス・メディア・コレクティヴ(アーティスト)、南條史生(森美術館館長)、三木あき子(本展ゲスト・キュレーター)、その他
日時:2008年11月24日(月・休) 14:00-16:00
会場:アカデミーヒルズ49 タワーホール(森タワー49階)
主催:森美術館、アカデミーヒルズ
定員:300名(要予約)
料金:一般1,000円 学生・MAMCメンバー500円

アーティストトーク *日英同時通訳付
現代インド美術評論の第一人者であるギータ・カブール氏を迎えてのイントロダクションに続き、出品アーティストが自作について語ります。

出演:ギータ・カブール(美術評論家、インディペンデント・キュレーター)、N・S・ハルシャ(アーティスト)、シルバ・グプタ(アーティスト)、トゥシャル・ジョアグ(アーティスト)
日時:2008年11月22日(土)14:00-16:00
会場:森美術館展示室内
定員:80名(要予約)
料金:無料(要展覧会チケット)

ギャラリートーク *日本語のみ
キューレターによるギャラリートーク
本展キュレーターが、それぞれの作品について会場内で語ります。

日時:2008年11月26日(水) 19:00-20:00
ガイド:三木あき子(本展ゲスト・キュレーター)
会場:森美術館展示室内(展覧会入口にお集まりください)
定員:30名(当日先着順、予約不要)
料金:無料(要展覧会チケット)

サポートスタッフによるギャラリートーク
森美術館サポートスタッフによるツアーです。展覧会を一緒に回りながら作品を鑑賞します。

日時:2008年12月24日(水)より3月14日(土)までの毎週水曜日19:00-20:00、土曜日14:00-15:00
*ただし12月31日(水)、1月3日(土)を除く
会場:森美術館展示室内(展覧会の入口にお集まりください)
定員:各回15名(当日先着順、予約不要)
料金:無料(要展覧会チケット)

レクチャーシリーズ「インドを知る」
第1回「現代インドのくらしと社会 - 都市の風景から見えるもの -」 *日英・手話同時通訳付
1991年の市場開放以降、現代インドの都市社会は大きな変貌を遂げています。その過程で、人々のライフスタイルも大きく変化し、新たな社会問題も起きています。豊かさと共に深刻な苦悩を抱きつつあるインドの今を、現地の写真を紹介しながら読み解きます。

日時:12月15日(月)19:00-21:00
出演:中島岳志(北海道大学大学院法学研究科准教授)、矢萩多聞(画家、装丁家)
会場:アカデミーヒルズ(森タワー)
主催:森美術館、アカデミーヒルズ
定員:150名(要予約)
料金:一般1,000円 学生・MAMCメンバー500円

第2回「ドゥーム!インディアークールに沸騰する当世インドの味わい方 -」 *日英・手話同時通訳付
IT、株、超低価格車、バイオテクノロジーなどのインドの新しい顔と共に、宗教、哲学、伝統的な生活様式が共存するインドの姿は人々を魅了してきました。現在、その「インドらしいインド」が逆輸入され、クールで新しい価値を生み出しています。映画、文学、精神世界そして現代アートに至るまで、旬なインドの社会や文化の味わい方を紹介します。“チャロー!ドゥーム・インディア(イケてるインドに行こう!)”

日時:2009年1月23日(金)19:00-21:00
出演:関口真理(亜細亜大学非常勤講師・現代インド研究、会報誌「インド通信」編集者)
会場:アカデミーヒルズ(森タワー)
主催:森美術館、アカデミーヒルズ
定員:150名(要予約)
料金:一般1,000円 学生・MAMCメンバー500円

第3回「アーティストが見たインド(仮称)」 *日英同時通訳付
日本、ベルリン、ギリシャなど世界各地を移動しながら、映像作品を中心に制作を続ける小金沢健人。2007年、現地に滞在し制作した作品などを紹介しながら、インドでの体験について語ります。

日時:2009年1月27日(火)19:00-21:00
出演:小金沢健人(アーティスト)、その他
会場:森美術館展示室内
定員:100名(要予約)
料金:500円(要展覧会チケット)

お申し込み:www.mori.art.museum 予約開始日:2008年10月21日(火)12:00〜
*上記のほかファミリープログラム、アクセスプログラム、学校プログラムなどを予定しています。詳しくはお問い合わせください。
お問い合わせ:森美術館学芸部 パブリックプログラム
Tel:03-6406-6101 Fax:03-6406-9351 E-mail:ppevent@mori.art.museum

主催:森美術館、読売新聞東京本社
後援:インド大使館、財団法人日印協会
協賛:鹿島建設株式会社、ソニー株式会社、凸版印刷株式会社、トヨタ自動車株式会社、
株式会社新生銀行、三井物産株式会社、Nucleus Software Exports Ltd、ダイキン工業株式会社、
株式会社エイチシーエル・ジャパン、マインドツリー・リミティド、Oracle Financial Services Software Limited、
UTI Mutual Fund、ウィブロ・リミテッド
協力:日本航空、ニコラ・フィアット、ボンベイ・サファイア、インドセンター
本展キュレーター:三木あき子(森美術館ゲスト・キュレーター)
お問い合わせ:TEL03-5777-8600 (ハローダイヤル)

森美術館
〒106-6150 東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー 53階


参考資料:「チャロー!インディア:インド美術の新時代展」Press Release・森美術館


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